メディア・ユニバーサルデザイン教育検定

M U D検定について

特定非営利活動法人 メディア・ユニバーサル・デザイン協会(以下M U D協会)は、2011年6月より「メディア・ユニバーサルデザイン 教育検定(以下M U D教育検定)」を開始し、「M U D教育検定3級」と「M U D教育検定2級」のコースを開設いたしました。M U D教育検定3級は、これまでに5,500名を超える方々が受講されています。

2021年2月から、対面型に加えWebでも受講できるコースを開設しました。
それに合わせ、最新情報を含む教材に改訂し、
コース名も以下の通り変更しました。

「M U Dアドバイザー検定」(旧 M U D教育検定3級)【対面】【Web】
「M U Dディレクター検定」(旧 M U D教育検定2級)【対面】のみ

M U D検定は、老眼や白内障の中・高齢者や色覚障がいの方々などにもわかりやすい印刷物、Web、サインなどを、制作・発注できる知識・技術を習得することを目的としています。

M U D検定の受講対象者は、印刷関連業者に限らず、印刷デザインを発注する企業や官公庁、デザインを学ぶ学生など、広く一般の方々を対象にしています。

また、一定水準以上の知識・技術を身に付けたと認められる受講者には認定資格を与えます。

これまでの検定合格者数

  • M U Dアドバイザー(旧3級)合格者 5,097名
  • M U Dディレクター(旧2級)合格者 244名

※2024年8月28日現在

開催会場での検定(対面型)をお申し込みの方

  • 申し込みを締め切りました。

M U Dアドバイザー検定(Web)をお申し込みの方

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動作環境

  • ブラウザ
    Google Chrome、Mozilla Firefox、Microsoft Edge Chromium
    ※いずれも最新安定版
  • ブラウザ設定
    Cookie及びJavaScript有効化 表示倍率100%

Web検定はお申し込みの際、メールアドレスとパスワード等を設定いただきアカウント登録をしていただきます。アカウント登録後、ログインし「マイページ」を作成いただきます。
個別ページ作成後に「M U Dアドバイザーの申し込み」から受験申し込みを行い、受験料金をお支払いいただいてから検定を実施していただきます。
お申込み後、3営業日以内にテキストをレターパックにてご指定住所にお送りいたします。動画と合わせて受験してください。

M U Dアドバイザー検定(対面型)

東京 ※申し込みを締め切りました。

開催日
2023年5月20日(土曜) 午前10:00~午後5:00(予定)
会場
日本印刷会館
東京都中央区新富1-16-8
定員
80名(定員に達した時点で募集を締め切ります。)
申込が20名に達しない場合は開催を中止いたします。
検定が開催できない場合は、受講料を返金いたします。
受験料
一般 19,800円 / 学生 6,600円(消費税含む、教材費、検定費用等を含みます)
教科書は当日会場にて配付いたします。
主催
M U D協会
その他
  • 新型コロナウィルスの感染状況によって、開催を中止することもあります。あらかじめご了承願います。
  • 万一、検定が開催できない場合は受験料を返金致します。

M U Dディレクター検定(対面型)

東京 ※申し込みを締め切りました。

開催日
【1日目】色覚
   2024年11月8日(金曜)午前9:30~午後5:30
【2日目】デザインレイアウト
   2024年11月9日(土曜)午前9:30~午後5:30
会場
日本印刷会館
東京都中央区新富1-16-8
定員
12名(最低催行人員:10名)
検定が開催できない場合は、受験料を返金いたします。
受験料
60,500円(消費税含む、教材費、検定費用等を含みます)
入金確認後、事前に教科書をお送りいたします。
主催
M U D協会
その他
  • コロナウイルスの感染状況により、延期または中止にすることがあります。中止の場合、受講費用は全額返金します。
  • 対面型講義につきましては、可能な限り感染防止策を講じて実施いたします。
写真
M U D教育検定会場

M U Dアドバイザー検定(旧3級)について

M U Dアドバイザー検定の内容

メディア・ユニバーサル・デザイン配慮の必要性を理解し、基本的な配慮手法を学べます。

色覚編
第1章
UD総論
  1. UDとは何か
  2. UDの7原則
  3. バリアフリーとUD
第2章
M U D総論
  1. M U Dとは何か
  2. M U Dの対象(者)
第3章
M U D各論
  1. 色の見え方
  2. M U D製品の作り方
  3. M U Dチェックリスト
  4. M U D検定を受けるにあたって
文字組版
第1章
文字の設計と書体特性
  1. 文字の設計
  2. 書体特性
第2章
文字組版
  1. 文字組版
  2. 文字サイズ
  3. 文字と行送り
  4. 約物(やくもの)
  5. 禁則処理
  6. 和欧混植
第3章
UD文字組版をサポートするフォント
  1. UDフォント
  2. コンデンスフォント
資料
  1. JISの指針
  2. 文字サイズの指針

M U Dアドバイザー検定について

受験料 一般/19,800円(税込)
学生/6,600円(税込)
受験資格 年齢・性別等による制限はありません。
講習科目 色覚、文字組版の2科目
講習時間 10:00~15:50(予定)(途中休憩・昼食休憩を含む)
検定試験 16:00~17:00(予定)
合格基準 100点満点として2科目とも80点以上をもって合格とします。
合格者取得資格 メディア・ユニバーサルデザイン アドバイザー
その他
  • 昼食は各自でご用意下さい。
  • 参加費には教材として
    1. テキスト2冊(色覚・文字組版)
    2. 白内障・色覚障がいシミュレーションソフト(M U D協会制作)
    が含まれます。
  • 講習時間・検定試験とも、対面型の場合です。web受講の場合は随時受講、受験が可能です。

M U Dディレクター検定(旧2級)について

M U Dディレクター検定の内容

メディア・ユニバーサル・デザインに配慮した印刷物を制作する理論とテクニックを学ぶ講座です。

  • M U Dディレクター検定は、対面型で実施いたします。Web教育はありません。
色覚編
第1章
「色」の表現方法を知る。
  1. 「色の見え方」は電磁波の波長で決まる。
  2. 色の表現方法(1)減法混色と加法混色
  3. 印刷における色の表現方法(2)プロセスカラー
  4. 色を認識する基準になる「3つの属性」の基礎知識
第2章
高齢者・一般の方・色覚障がいに識別しやすい。
  1. 高齢者の見え方の特徴
  2. 色覚障がい者の見え方の特徴
  3. マンセル色相環を使った、色覚シミュレーション
  4. 高齢者・一般の人・色覚障がい者が識別しやすい色の選定方法
第3章
より多くの人が見やすい「色の選び方」
実践トレーニング
はじめに
  1. 参考問題
  2. 練習問題に取り組む前に
  3. 2色から5色までの選定
  4. 指定色が多い場合の5色選定
  5. 6色選定する場合の考え方
  6. 6色以上の色選定のために
  7. カラーチップE、Fの使い方
  8. カラーチップA~Fを利用した4色選定
  9. カラーチップA~Fを利用した6~7色選定
  10. 円グラフでの8色選定
実践トレーニング
  • 2色~5色の色選定
  • 6色以上の色選定
ワークショップ(実習) 指定された数色から高齢者、色覚障がい者のどちらにもわかりやすい色を複数色選定する。
レイアウト編
第1章
基本的なレイアウトの仕組み
  1. レイアウトの基礎
  2. レイアウトの要素と情報伝達の仕方
第2章
レイアウトによる情報伝達方法
  1. タイポグラフィの領域
  2. 色彩との相互作用による効果
第3章
M U Dに配慮するレイアウトの媒体効果
  1. 読みやすく、わかりやすく、美しく
  2. 視覚心理による誘目性と印象性
  3. 情報を伝達する演出とレイアウト
資料編
  • 行長と行間の関係と選択の仕方
  • 書体(フォント)による見え方の違い
  • 文字の階層と役割
  • 紙面との整合性
ワークショップ(実習) 支給された素材を台紙に切り貼りをして、M U Dに配慮したA4フライヤーを制作します。受験者全員の作品を講師が講評します。

M U Dディレクター検定について

受験料 60,500円(税込)(受講費本体 55,000円)
受験資格 M U Dアドバイザー合格者(2011年以降のアドバイザー合格者全員)
講習科目 色覚、レイアウトの2科目
講習時間
【1日目】色覚
9:30~17:30(予定)
【2日目】レイアウト
9:30~17:30(予定)
※科目・時間とも変更する場合があります
検定試験
筆記試験:
各科目とも講習終了時に実施(1時間)
提出課題:
色覚・レイアウトとも講習終了1ヶ月後を締め切りとして指定課題を提出
合格基準
筆記試験:
各科目とも80点以上
提出課題:
M U D協会の定める水準に達した場合
合格者取得資格 メディア・ユニバーサルデザイン ディレクター
その他
  • 昼食は各自でご用意下さい。
  • 受験料納付後、試験日の約一ヶ月前に教材を受講者へ送付します。
  • 色覚・レイアウトのどちらかが不合格の場合、次回講習開催時に、不合格科目のみの再受験制度があります。

開催会場での検定(対面型)をお申し込みの方

  • 申し込みを締め切りました。

M U Dアドバイザー検定(Web)をお申し込みの方

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M U Dアドバイザー教育検定 Q&Aはこちら

動作環境

  • ブラウザ
    Google Chrome、Mozilla Firefox、Microsoft Edge Chromium
    ※いずれも最新安定版
  • ブラウザ設定
    Cookie及びJavaScript有効化 表示倍率100%

Web検定はお申し込みの際、メールアドレスとパスワード等を設定いただきアカウント登録をしていただきます。アカウント登録後、ログインし「マイページ」を作成いただきます。
個別ページ作成後に「M U Dアドバイザーの申し込み」から受験申し込みを行い、受験料金をお支払いいただいてから検定を実施していただきます。
お申込み後、3営業日以内にテキストをレターパックにてご指定住所にお送りいたします。動画と合わせて受験してください。

M U Dアドバイザー更新のお知らせ

2024年4月1日より障害者差別解消法が改定され情報伝達分野における合理的配慮が官民とも罰則規定付きで義務化されました。
また障害者雇用率のアップ、SDGsへの取組の推進など、情報伝達分野に関係する環境が大きく変化しています。

この動きに呼応するように行政や企業からのメディア・ユニバーサル・デザイン(M U D)への需要が増加し、また一般の方々の関心も高まっています。

当協会では、このような状況を踏まえ「M U Dアドバイザー」の資格をより有効に活用していただくため、2024年4月から制度改訂を行い、2年ごとの更新制度を導入することにいたしました。
「M U Dアドバイザー」の皆様に、より実践的なM U Dの知識をつけていただき、ご活躍の場を広げていただきたいと考えております。

※今回更新されなくても資格の失効はしませんが、最新の情報とツールを入手いただき、さらにM U Dをご活用下さい。
また、2022年9月以降にM U Dアドバイザー資格を取得された方々、M U Dディレクター検定(旧2級)取得の方々は対象外となります。

更新の特典

1. データ作成に必要とされる、より実践的なM U D技術講座を受講できます。

M U D技術講座では、色覚に対する実践的配慮手法を、より具体的に解説いたします。

2. クラウド型アナザービジョンの最新版を、ご利用いただけます。

Web上で、色覚障害者の見え方や、白内障の見え方をシミュレーションできるようになりました。

更新手続きの詳細

更新・継続費用 2年間で12,000円の一括払いです。
以後の更新 2年ごとに行います。

下記フォームよりご連絡ください。
https://www.media-ud.org/applicationform/
お振込み確認後、協会担当者よりご連絡差し上げます。

ご不明な点は下記よりお問い合わせください。
koushin@media-ud.org

M U Dアドバイザー教育検定Q&A

Q1.M U D3級の名称は今後名乗れないのでしょうか?

A1.今までに取得されました3級資格者は3級を名乗っていただいても問題ありません。

Q2.M U Dアドバイザーを受講して資格を再取得する必要がありますか?

A2.名称変更に伴う再取得は必要ありません。
試験問題も基本的な部分は従来の内容を踏襲していますので、今回の名称変更(3級はアドバイザー、2級はディレクター)に伴い新名称に変更頂いても問題ありません。

Q3.M U D2級の存在はどうなったのでしょうか?

A3.名称をディレクターに変更しましたが従来通り検定試験は実技を中心とした対面型のみの開催となります。
また、1級の制度設計を準備しておりましたが2級試験内容の充実を図ることで1級は開発中止にいたしました。

Q4.M U Dアドバイザー取得者は、名刺等に資格名を付記することが可能でしょうか?
また、ロゴ等の貸与もあるのでしょうか?

A4.名刺への記載、ロゴデータ貸与は従来通り行います。

Q5.改称の経緯や背景、目的などを教えてください。

A5.従来の検定は費用の関係で東京会場・名古屋会場・大阪会場に限られていたため地方開催のご希望をいただいておりましたが、最低施行人員に達しないため開催が困難となっておりました。この問題の解消とSDGs、SR調達など昨今の社会情勢への対応を考え、一般の方や学生の方など、より多くの方々へM U Dの概念をお伝えし、実践頂くために受験方法の変更を行いました。

Q6.テキストはありますか?

A6.受講手続き完了→入金確認後、ご指定の住所へ印刷物のテキストを発送いたします。

Q7.Web検定の検定試験の制限時間はどのくらいでしょうか?

A7.検定試験の制限時間は60分です。

Q8.受験日当日の時間は何時まで回答可能でしょうか?

A8.当日の23時59分59秒までとなります。

Q9.検定試験に不合格となった場合、再受験は可能でしょうか?

A9.可能です。ただし、システム上、科目別合格制度は無く再受験する場合は前回の科目別合否の結果は引き継がれませんので、両科目とも全て回答いただくことになります。

Q10.受験料をカード決済しました。この場合領収書の発行は可能でしょうか?

A10.ご連絡いただければ領収書の発行は可能です。

メディア・ユニバーサル・デザイン教育検定とは?

ひとりひとりが主体的に判断し行動する成熟した社会を創造するためには、情報が公平に入手できる環境を整える必要があります。しかしながら現実的には、必要な情報が公平に伝わっているとは言えない状況にあります。すみずみまで情報が行き渡り、その内容を多くの人が読んで理解できるようにするためにはメディア・ユニバーサル・デザインの視点は欠かせません。

メディア・ユニバーサル・デザイン教育検定は、ユニバーサルデザインやメディア・ユニバーサル・デザインの基礎を正しく理解し、多くの人が「読める」「わかる」情報を発信することが、情報を発信する側の社会的役割であることを意識し、さらなる利便性の向上に向けて取り組んでいただくことを目的としています。

NPO法人メディア・ユニバーサル・デザイン協会とは

中高年や色覚障がいの方にもわかりやすく、配慮された情報を伝えることを目的に、2008年1月に設立されたNPO法人です。主な活動は、

  • 全国の印刷関連団体、官公庁自治体、一般企業に対するセミナー
  • 印刷物などの情報媒体のメディア・ユニバーサル・デザイン コンサルティング、製品認証
  • 全国対象の「メディア・ユニバーサル・デザインコンペディション(全日本印刷工業組合連合会及び、各地方組織主催)」の援助など

幅広く活動しています。

メディア・ユニバーサル・デザイン協会は、メディア・ユニバーサル・デザイン教育検定を通じ、よりわかりやすく伝えられる社会を創造することを目標にしています。